健幸 Smart Wellness 健康を超えた“しなやかな幸せ”のかたち
- 健幸アンバサダー
- 11 時間前
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更新日:17 分前
「健幸」とはなにか
「健康」と聞くと、多くの人が「病気をしない状態」「体が元気なこと」を思い浮かべるでしょう。しかしこれからの時代、ただ病気でないだけでは十分とは言えません。
現代の私たちに必要なのは、身体的・精神的・社会的に充実し、“自分らしく幸せに生きる力”を育むこと。その概念を表すキーワードが「健幸(Smart Wellness)」です。

健幸とは「健康(healthy)」+「幸福(happiness)」 を統合した、新しいライフスタイルの指針。病気の予防や治療だけでなく、日々の暮らしの中で心身の“健やかさ”とそこからもたらされる“幸福感”の両方を実感できる状態を目指します。
WHOの定義から読み解く健幸の本質
実は、健康の定義自体が“単なる病気の有無”を超えていることは、1948年のWHO憲章にも記されています。
「健康とは、身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、単に病気がないことではない。」
この定義に着想を得て現代的な解釈のもと生まれたのが「Smart Wellness」という概念です。日本では、「健幸都市(Smart Wellness City)」や「健幸まちづくり」といった取り組みとして政策にも採用されています。
「Smart Wellness」が目指す社会とは
健幸という考え方は、“医療に頼りすぎず、自分で自分の健やかさと幸せをつくっていく”という市民主体のヘルスケアモデルです。

主な特徴は以下の通り
病気になる前から予防する「予防医療」
心と体を整える「生活習慣づくり」
地域や人とのつながりを重視する「社会的な健康」
年齢や障害の有無にかかわらず取り組める「生涯健康支援」
子育てや働く「女性の社会支援」
こうした要素を一人ひとりの暮らしに根付かせることで、年齢に関係なく“自分らしく幸せに生きる”社会が実現されていくのです。
「健幸」な毎日のために、今できること
健幸を実現するために、特別な道具や知識は必要ありません。今日から意識できる3つのポイントをご紹介します。
1. 「からだ」とともに「くらし」を整える
睡眠・食事・運動といった生活の基本こそが、心身のバランスを支える土台になります。
2. 「孤独」を避け、「つながり」を選ぶ
人とのふれあいや地域との関わりは、幸福感と健康寿命を延ばす重要な要因です。週に1回でもいいので、会話や交流の機会を意識的に作ってみましょう。

3. 「できること」に目を向ける
できないことではなく、「今日少し歩けた」「新しいことを知った」といったポジティブな出来事に注目すると、気持ちも行動も前向きになります。
健幸が広がる未来へ
人生100年時代。健康と幸福は切り離せないテーマです。
健幸とは、「体の調子」+「心の充足」+「社会とのつながり」。
自分の暮らしに目を向けることが、家族や地域、社会全体を健幸にする第一歩になります。毎日をもっと軽やかに、豊かに、そしてしなやかに生きるために。今日から「健幸」生活を心がけてみませんか。
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毎日の体操があなたの未来を変える
毎日の運動の積み重ねが、心と体を大きく変えていきます。運動習慣を身につけてスマートウエルネスライフを実現しましょう。
毎日の健幸維持のためオリジナル体操プログラムをつくりました。監修いただいたのは2004年アテネオリンピック体操団体金メダリストで体操競技元日本代表監督の水鳥寿思さん。アンバサダーとして健幸を維持するために、大切な人の健幸のためにも。手軽にできる体操ばかりなので是非実践してみてくださいね。健幸体操はこちらから
出典・参考文献
WHO健康の定義(日本WHO協会)
https://japan-who.or.jp/about/who-what/identification-health/
Smart Wellness City政策ビジョン(国土交通省)https://www.mlit.go.jp/toshi/smartwellnesscity.html
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター「健幸まちづくり」https://www.ncgg.go.jp/center/cora/project/healthy_town.html